トゥルース・オア・コンシクエンシーズで足元湧出泉を楽しむなら、ここ。
引湯している温泉とは温まり方が違います。
注意
現在利用できないとの情報があります。現地の最新情報に基づいて訪問を検討してください。
こっちもラ・パロマ
数多くの温泉宿が立ち並ぶオースティン通り沿いで、地面に沈んでいるような奇妙な感じで建っているのが、ラ・パロマ・トゥー。
諸説ありますが1945年に創業したHay-Yo-Kay温泉がその前身といわれています。
2014年に隣の温泉宿、ラ・パロマ・ホットスプリングス&スパによって買収され、現在に至ります。
参考ラ・パロマ・ホットスプリングス&スパ(トゥルース・オア・コンシクエンシーズ) - ニューメキシコ州の温泉
浴槽の底から自然に湧き出る温泉を排出するのに、配管すら必要ありません。 壁にぽっかり空いた穴がその役目を果たしています。 歴史的な溝 トゥルース・オア・コンシクエンシーズの歴史地区を歩いていると、格子 ...
それがLa Paloma ”Too”という改名の由来。
本家ラ・パロマ・ホットスプリングスは足元湧出の個室風呂を売りにしていますが、別館ラ・パロマ・トゥーも同じコンセプト。
温泉マニアとしては歴史的な浴場が二つも営業していてうれしい限りですが、この小さな町では少々供給過剰の感があるのは、余計な心配でしょうか。
料金体系は基本的に本家と同じ。
ラ・パロマ・トゥーとしては六つの屋内貸切風呂に加え、ザ・パゴダという名の屋外貸切風呂が一つ。
ザ・ロングハウスという屋外プールは貸切利用もできますが、普段は共同風呂として利用されていました。
昔ながらの貸切風呂
建物を貫通する廊下の両側に並ぶ屋内貸切風呂。
一つとして同じ形の浴室はなく、大小さまざま。
場所によって湧出量が違うのか、浴槽内の温度も38~43℃とばらついていました。
砂利敷きの浴槽の底から源泉が湧くのは共通。
窓一つないため、じっくりと温泉と向き合うには最適でした。
T or Cで入浴する場所はたくさんありますが、どういうわけか足元湧出の温まり方はそれらとは違います。
地面からの発熱を伴っているためでしょうか?
引湯の温泉が身体の表面から温めるとしたら、足元湧出泉は身体の中心から温まる感覚があります。
願わくはこの違いが正当に評価され、ラ・パロマの供給過剰気味な貸切風呂が、この町の他の温泉から差別化されればよいのですが。
ほとんどリノベーションされた形跡がなく古めかしいラ・パロマ・トゥーを見ていて、その将来が少し心配に。
湯上り後は裏手のパティオで涼みながら、そんなことを考えていました。
まとめ
La Paloma Too, Truth or Consequences, New Mexico, U.S.
私の好み
種類:日帰り
ルール:貸切風呂、水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~44℃