ヒラ岩窟住居国定公園まで行ったら、ぜひ足を延ばしてほしいのがミドル・フォーク温泉。
川を歩いて渡る心づもりをしておいてください。
ヒラ岩窟住居国定公園
ニューメキシコ州のこの地域まで来て、ヒラ岩窟住居国定公園(Gila Cliff Dwellings National Monument)を見ずに帰る人はほとんどいなさそう。
1200年代後半、モゴヨン文化の先住民が五つの洞窟に46の部屋を設け、10~15世帯が住んでいたと考えられています。
当時の人々が何を求めてこの狭い渓谷に移り住んだのか。
そしてなぜわずか一世代で消え去ったのか、本当のところは誰にも分かりません。
温泉を見下ろす巨岩
国定公園から車でわずか5分。
ヒラ・ビジターセンターの向かいに駐車場と登山口があります。
ミドル・フォーク温泉までは、往復3kmの比較的簡単なトレイル。
ミドル・フォーク・ヒラ川を歩いて2回渡る必要がありました。
訪問時は膝までの深さで済みましたが、雨が降った後などは腰まであることも。
危ないと思ったら引き返す勇気と、ウォーターシューズがあればなお良さそう。
右手に印象的な巨岩が見えてきたら到着です。
先住民の時代からこの岩が温泉の目印であったことは、ほぼ確実でしょう。
トレイルの真下の川の土手から、熱気とともに湯が湧いていました。
これが主に二手に分かれて川原に流出している様子。
泉温は65℃の熱湯です。
特段の臭気はなし。
湯溜まりは成分で鮮やかな褐色に染まっていました。
良い雰囲気の岩風呂が連なっていましたが、これらは危険な温度。
結局、源泉が熱すぎて川の水で加水しないことには入浴できませんでした。
川面に突き出た岩風呂。
川の水は澄んでいて気持ちよく入浴できました。
というより、こんな自然の中では、温泉がどうであっても気持ちがいいに決まっています。
まとめ
Middle Fork (Lightfeather) Hot Springs, Silver City, New Mexico, U.S.
私の好み
種類:野湯
ルール:混浴
塩素消毒:なし
泉温:~65℃