ヘメス・スプリングスの村営浴場。
浴場の脇に泉源が露出しているのも必見です。
泉源を見放題
1860年ごろ、突如として間欠泉が湧き上がったと伝えられているヘメス・スプリングス。

バスハウスは温泉街に現存するもっとも古い建物の一つで、1870年代に建設されました。

近隣のヘメス・ホットスプリングスの敷地内に廃墟として残っている浴場より更に古いため、別の施設であったことが分かります。
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バスハウスの北側、少し離れた場所にあるガゼボは要チェック。

この辺りにかつて温泉プールが存在し、それを取り囲むようにテント村があったといいます。

ガゼボはバスハウスとともにその名残で、中心部には上半分が金網で覆われた貯湯槽がありました。

金網の隙間から中をのぞいてみると、時おり気泡を伴いながら新湯が注がれていました。



湯の一部はそのままガゼボの外に排出され、巨大な石灰華ドームを形成。

そして大部分の源泉はパイプで浴場に運ばれていました。

ガゼボからは反対側に別の配管が延びており、その地点も温泉成分で地面が色鮮やかに染まっていました。

この場所が泉源で、ガゼボで貯湯した後、浴場に配湯していると考えるのが自然でしょう。

泉温77℃の熱湯。

その他の場所でも、析出物が点在しているのが確認できました。
冷却した温泉を使用

さて、手書きの温泉分析書が掲げられている玄関からバスハウスの中に潜入。

内部はギフトショップになっており、ここで受け付け。

その奥の入浴スペースは、村営なのがにわかには信じられないほどの上質な雰囲気。

シンプルな日帰り入浴だけでなくラップやマッサージとのセットも提供しているため、必要な機材が備わっていました。

浴室はカーテンで区切られており、その内側の水着着用は任意。
コンクリート製の一人用のバスタブが収まっていました。

"HOT"と書かれた側の蛇口をひねると、泉源で見た熱湯がそのまま投入されました。
卵の腐ったようなにおいに加え、何かが焦げたようなにおい。

"COLD"と書かれた側の蛇口から出てくるのは源泉を自然冷却した水。
湯使いへの強いこだわりが感じられました。
まとめ
Jemez Springs Bath House, Jemez Springs, New Mexico, U.S.
私の好み
種類:日帰り
ルール:貸切風呂
塩素消毒:感知せず
泉温:~77℃