ショショー二・イン - カリフォルニア州の温泉

デス・バレー観光の拠点として便利な温泉宿。

砂漠の極端な気候ではうれしい、ぬる湯が湧いていました。

代々続く同族経営

カリフォルニア州ショショーニは、デス・バレー国立公園の南東入口から1.6kmのところにある、人口20人余りの集落。

テコパ・ホットスプリングスからデス・バレー・ジャンクションへと向かう州道127号線と、ネバダ州パランプに続く州道178号線が交差する三叉路にあります。

シェブロンとジェネラル・ストアがぽつんとある、典型的な田舎の風景に見えますが、油断は禁物。

ここに温泉が湧いているのです。

1910年の成立以来、実質的にブラウン・フェアバンクス家のみによって維持管理されているショショーニ。

ファミリーはビジネスを手広く手掛けており、そのうちショショーニ・インは全17室のホテル。

受付の奥は自由に利用できるキッチンになっていました。

電子レンジ・冷蔵庫を備えた客室。

デス・バレー国立公園へのアクセスが良いことから宿泊料はやや高い印象がありましたが、納得のいくアコモデーションでした。

シンプルを極めたプール

ショショーニ・インの宿泊者は温泉プールの鍵を渡されますが、そのプールは約500m離れた場所にあります。

利用可能時間は、午前8時～午後9時、ただし金曜日のみ清掃のため午後2時まで。

プールは、一族が運営するRVパーク・キャンプ場の向かいにありました。

少し遠いので私は車で行きましたが、周辺は公園のように整備されて歩き回るのも楽しそうでした。

砂漠のオアシス、ショショーン・スプリング。

鉱山街としての歴史もある様子。

かぴばら

歴史地区と書いてあるよ

マジモンだわ

あるぱか

温泉はオアシスから引湯されていました。

フェンスで囲まれたプールは、駐車場と隣接していました。

長方形のシンプルを極めたプール。

RVパークに向かって開けており、開放感がありました。

民族風のトカゲの模様が描かれた更衣室。

その脇のパイプから、すごい勢いで源泉が掛け流されていました。

泉温32°のぬる湯。

夏の気温は40℃を超える過酷な気候のショショーニでは、むしろちょうどいい温かさかもしれません。

無色透明・無味無臭の温泉は、プール底面の色もあいまって神秘的ですらありました。

公式サイト