アメリカ合衆国初代大統領が愛した鉱泉。
ジョージ・ワシントン・バスタブは必見です。
バークレー・スプリングス州立公園
ウェストバージニア州唯一の温泉街、バークレー・スプリングスへはワシントンD.C.から車で2時間もかかりません。
小さな街の真ん中にある小さな州立公園。
一つ目の水路を越えたところに、ファミリー向けのプールを発見。
二つ目の水路は丘に面した公園の端に流れていて、丘の斜面と水路の間に泉源が集中していました。
オリジナル・ロード・フェアファックス・スプリングは、もっとも活発に湧いている泉の一つ。
コンクリートで区切られたプールに、岩盤が露出していました。
澄み切った24℃の鉱水。
1748年、16歳の青年ジョージ・ワシントンが、フェアファックス卿に仕えて当地を訪れたといいます。
初代大統領として名声を博した後も、たびたび再訪したことが記録に残っています。
初心を思い出し、モチベーションを維持していたのでしょうか?
もう一つのプールの奥に、1815年に建設されたオールド・ローマン・バスハウスが現存していました。
訪問時はリノベーション中でしたが、パンデミックが終息するころには営業再開するとのことでした。
旧浴場の隣には、飲泉所がありました。
超大国アメリカの初代大統領バスタブ。
残念ながらこれは史実に基づいたものではないレプリカですが、面白いので必見です。
メイン・バスハウス
公園の北の端にあるのが旧浴場なら、南の端にあるのが新浴場です。
「新」とは言え1929年に建設された、メイン・バスハウス。
可愛らしい雰囲気の待合室で順番を待ちました。
浴室は五つあり、すべて貸切制。
カーテンで区切られた更衣室に通されて、バスローブに着替えました。
すべてのゲストが時間差で一つの更衣室を使用します。
入浴以外のスパメニューを頼んだ人は、この大部屋で施術を受けることになります。
ずいぶん細長い個室に案内されました。
浴槽にはすでに湯がためられ、たくさんのタオルと飲料水が用意されていました。
泉温が低いのでスチームで加温され、39℃に保たれていました。
狭くて静かで、落ち着く空間。
レバーをひねると、轟音とともに冷たい源泉が投入されました。
まとめ
The Roman Bath House, Berkeley Springs, West Virginia, U.S.
私の好み
種類:日帰り
ルール:貸切風呂
塩素消毒:感知せず
泉温:加温湯