原始的で野趣あふれる湯宿。
「ウェットサウナ」は、あつ湯好きの私には最高でした。
1900年代初頭のモンタナ
ウェスト・イエローストーンから北西へ3時間強のドライブ。

モンタナ州のアイダホ州境付近に、エルクホーン・ホットスプリングスはあります。
グラスホッパー・バレーをダート道で上がっていくと、木造のロッジを発見。

創業初期の1921年から残るロッジは、1階がレストラン、2階がドミトリー形式の宿泊施設になっていました。
ドミトリーは執筆時現在、一泊$50.00の格安料金。

広大な敷地にはU字状の道が築かれていて、左手がロッジやプールへ向かう道。
右手がキャビンへ向かう道です。

キャビンの多くは1930年代以前に建設され、すべてのキャビンに冷蔵庫・薪ストーブが備え付けられています。

薪は追加料金で購入可能です。

私が予約したキャビン、"The Badger"の様子。
トイレは少し離れた場所にあるくみ取り式のみ。

ここは素朴な、というより野趣あふれる1900年代初頭のモンタナの雰囲気を楽しむための場所です。
贅沢は言ってられません。
創業当時からの屋外プール

プールハウスはもっとも奥地にありました。

赤い建物の隣に屋外プールがあって、温泉の湯気がもうもうと立っていました。

日帰り入浴も可能。
執筆時現在、大人$10.00。

男女別の更衣室で水着に着替えます。

屋外プールは1918年の創業当時からのもの。
大小二つに分かれていて、小さい方のプールは一段低い場所にありました。

大きいプールは深さがあって遊泳用。
プールヌードルなどの遊具が散乱していました。

天然温泉がためられ、33℃のぬる湯に仕上がっていました。

小さいプールは浅く、36℃の湯加減。
二つのプールを仕切る部分に湯口があり、源泉が二手に分かれて投入されていました。

プールサイドは木製のデッキ。

小川に面していました。



アツアツのウェットサウナ
プールハウス内にサウナがあるとは聞いていたのですが、これが予想だにしない代物でした。

じゃーん!
男女共用のウェットサウナは、4~5人入ればいっぱいのサイズ。

木の良い香りが充満した室内は、なるほど高温多湿に保たれていました。
しかし、床面は三つに分割された浴槽になっていて、私の知っているサウナの形状ではありません。

正しい利用方法は、分割面に腰掛けるのでしょうが、関係ありません。
浴槽の深さは座ったときに水面が胸まで来るぐらいの深さで、内風呂としても楽しめます。

肩まで浸かると、しびれるほどのあつ湯。
45℃の源泉が掛け流されていました。

泉質はアルカリ性で、ツルツルの浴感が顕著。
私は滞在中ほとんどの時間を、この空間で過ごしました。
まとめ
Elkhorn Hotsprings Resort, Polaris, Montana, U.S.
私の好み
種類:宿泊、日帰り
ルール:水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~45℃