こういうのでいいんだよ。
清潔なコンクリート浴槽と濃厚な硫黄泉、以上。
カマス・ホットスプリングス
モンタナ州ホットスプリングスの集落の北端。

ローゼズ・プランジのある交差点の一角に、ある種モダンな建築物がありました。
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参照ローゼズ・プランジ - モンタナ州の温泉
打ち捨てられたようなコミュニティセンターに併設された、ほったらかし温泉。 静寂の中にトロトロの名湯が注がれています。 カマス・レクリエーション・センター ホット ...

それがカマス・ホットスプリングス。
カマス・ホットスプリングスは1905年に開発され、1949年に現存する浴場が建設されました。

町の名物として人気を博したものの浴場は1980年代に閉鎖され、今日に至るまで廃墟のまま放置されています。
泉源は健在で、両隣のローゼズ・プランジとビッグ・メディスン・ホットスプリングスをはじめとする各種施設に湯を供給し続けています。

さて、ビッグ・メディスン・ホットスプリングスのゲートをくぐってすぐに道は左右に分岐。

左を進み、素朴なレンタルキャビンとキャンプ場を右手に見ながら坂道を上ります。

最奥部にあるのが、ビッグ・メディスン・ホットスプリングスのプールです。

常駐しているスタッフはおらず、料金の支払いは善意に委ねられています。
ネイティブアメリカンのサリッシュ族・クートナイ族が所有者である旨の看板がありました。

至ってシンプル
料金箱に$5.00を突っ込んだら、いざ入場。

フェンスで囲われた敷地内には、コンクリート製のプールが一つ。



約2m×5mの大きさのプールに、約1mの深さで源泉がなみなみと注がれていました。

プールの半分はあずまやで覆われていました。
湯口での泉温は41℃。

無色透明の源泉は焦げたような硫化水素臭を放ち、トロトロの触感が顕著でした。

水着着用は必須で、簡易的な更衣室を使用。

とはいえさほど知られていないスポットのため、貸切風呂的に独泉できるチャンスは多いでしょう。

プールの更衣室側にステップがあり、その真横に底面からにょきっと生えた排水管がありました。

別のあずまやの下には、ピクニックテーブルなど湯上りに最適な休憩スペースとなっていました。

ここは心の平安を最も効率的に得るための施設。
これ以上何を望もう。

まとめ
Big Medicine Hot Springs, Hot Springs, Montana, U.S.
私の好み
種類:日帰り、宿泊
ルール:水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~41℃