コロラド州

ヴィースバーデン・ホットスプリングス・スパ&ロッジングス - コロラド州の温泉

2024-07-14

コロラド州ユーレイでもっとも歴史ある温泉施設。

別世界のような坑道に湧く、アツアツの湯は必見。

ユーレイ温泉発祥の地

「アメリカのスイス」とも称される観光地ユーレイに、ドイツの温泉地の名前を冠した宿があります。

Courtyard 03

ヴィースバーデン・ホットスプリングスは、小さな町の東の外れに位置しています。

六人以上のグループでの利用さえ禁止しているこの静かな宿は、ユーレイでもっとも歴史ある商業温泉施設です。

Chief Ouray 01

裏手の丘には町名の由来となったネイティブ・アメリカン(ユート族)の酋長、ユーレイの山小屋の遺構があります。

Courtyard 02

美しい芝生に覆われた中庭からにわかには信じられませんが、当地はかつて金鉱山でした。

Courtyard 01

1800年代半ば、金鉱労働者たちが坑道の内部に温泉を発見。

Bedroom 02

1879年にMother Buchanan Bath Houseなる坑夫向けの入浴施設として、営業を開始しました。

Bedroom 01

1920年代にはサナトリウムとして開発が進行。

Pool 01

今日では宿泊に加え日帰り入浴、スパとして利用可能です。

屋外プールでも温泉は使用されていました。

Pool 02

水着着用必須。

湯口での泉温40℃。

Water Temp 01

塩素消毒の臭いはありませんでしたが、プールの大きさに対して新湯の投入量が少ないためか際立った浴感はありませんでした。

Offices 01

プール横のオフィス棟から階下に向かう階段。

Offices 02

驚がくのヴェイパー・ケーブ

半地下になっている階下には、日光が差し込んでいました。

Spa 01

サンベッドが並び、大きな鏡があって閉塞感はほとんど感じられませんでした。

Spa 02

ここにはシャワールームと更衣室に加え、スパとヴェイパー・ケーブがあります。

Shower Room 01

ヴェイパー・ケーブとは要するに蒸し風呂ですが、それは想像の域をはるかに超えたものでした。

Changing Room 01

何の変哲もない扉を抜けると……

The Vapor Cave 01

マジすか?

いきなりゴールドラッシュ期に連れ戻されました。

The Vapor Cave 02
あるぱか
あるぱか
何がどうなってるのか分からない
時空がゆがんでる
かぴばら
かぴばら

天井付近から流出する源泉が、鍾乳洞さながらのトラバーチンドームを形成していました。

The Vapor Cave 03

木製の簡素な扉の奥へと進むと、いよいよ坑道の様相。

The Vapor Cave 04

立ち込める熱気と蒸気で、一種異様な雰囲気。

洞窟内では水着着用は任意です。

The Vapor Cave 05

最奥部にはコンクリート製の浴槽があり、44℃のアツアツ。

Water Temp 02

蒸気を発生させるための装置で、入浴用ではないのかもしれませんが、私は構わず肩まで浸かってしまいました。

しびれるほどの高温、キシキシとした肌触り。

Soaking 01

振り返っても別世界。

貸切風呂「ローレライ」

The Lorelei 01

ヴェイパー・ケーブの迫力と熱気に圧倒されてしまった私は、翌日になってようやく、貸切風呂の存在に気づきました。

The Lorelei 02

日帰り利用だけでなく宿泊の場合でも追加料金が必要な貸切風呂は、やはりドイツ語由来の「ローレライ」と名付けられていました。

屋外にありながら背の高い木柵で囲まれたプライベートな空間。

The Lorelei 03

神秘的な掛け流しの岩風呂が、そこにありました。

まとめ

Wiesbaden Hot Springs Spa & Lodgings, Ouray, Colorado, U.S.

私の好み

種類:宿泊日帰り入浴

ルール:水着着用、混浴

塩素消毒:感知せず

泉温:~44℃

公式サイト

  • この記事を書いた人

Hot Springer Ken

A hot spring enthusiast based in Japan. Toured over 300 North American hot springs while working in Texas from 2016 to 2022. For updates, visit X or Instagram!

-コロラド州
-, , , ,