メキシコ人におすすめのビーチリゾートを尋ねると、有名なカンクンよりプエルト・バジャルタを挙げる人が個人的に多いように思います。
プエルト・バジャルタの裏山に、地元民でも知る人ぞ知る温泉が湧いていました。
プエルト・バジャルタ
カリブ海沿岸のカンクンは言わずもがな世界的に有名なビーチリゾートですが、メキシコにしては物価が高いのが玉にキズ。
同じく有名なアカプルコでは、麻薬絡みの抗争で治安が悪化しています。

一方、ますます人気が高まっているのが、西海岸ハリスコ州に位置するプエルト・バジャルタ。
カンクンのように有名な遺跡が近くにあるわけではなく、ビーチの美しさもそこそこですが、お安くバケーションを楽しむのには最適です。
ちょっとした冒険
米国、カナダからの直行便も就航するプエルト・バジャルタ国際空港は、北側をアメカ川に接しています。
この川がハリスコ州とナヤリ州の州境。
ナヤリ州に入ってヌエボ・イストラン温泉まで、片道1時間半ほどのドライブです。

道中は、盗賊が出るんじゃないかと不安になるぐらいの悪路。
橋の掛かっていない浅瀬を三度ほど車で渡りました。
とは言え日産マーチで何とか走破できたので、雨天でもなければ特別な車は必要ないと思います。

ヌエボ・イストランは、深い森の中の知る人ぞ知るキャンプ場。
簡単な売店くらいしかありませんので、食事は持参した方がよいでしょう。

原始的な更衣室で水着に着替えました。
プールの数はそれほど大きくないサイズのものが合計20程度。

グループ毎にプールを割り当てられるので、それ以外のプールに入ることはできませんが、赤の他人と同じプールに入ることもありません。
客層は地元民ばかりで、私のようなアジア人が紛れ込んだら全方位から話しかけられました。



子供たちをプールで遊ばせながら、大人たちはBBQコンロを囲んでだらだらと談笑している姿が見られました。
一日一人当たりわずか40ペソ(約200円)で済みますので、リーズナブルな休日の過ごし方といえるでしょう。

35℃程度のぬる湯がかけ流し。
無味無臭で、うっすらとにごりを生じている様子。

観光要素が少ないプエルト・バジャルタ近辺では、実に興味深いスポットでした。
ホテルのスタッフやタクシーの運転手に聞き回っても「そんなの知らない」の一点張りでしたが、もったいない!
まとめ
Aguas Termales Nuevo Ixtlan, Compostela, Nayarit, Mexico
私の好み
種類:日帰り、宿泊(キャンプ場)
ルール:水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~35℃