ネバダ州のインディアン居留地を訪れました。
この隔絶された荒野に、宝石のように美しい湯をたたえる温泉があります。
注意
現在利用できないとの情報があります。現地の最新情報に基づいて訪問を検討してください。
ダックウォーター・インディアン居留地
米国での生活が長くても、先住民族、インディアン部族の領有する地域に足を運ぶ機会はそうそうないはず。
ところが、温泉ファンなら話は別です。

真相はよく分かりませんが、温泉とインディアン居留地の分布には関連性があると感じています。
アメリカのほとんどの温泉はインディアンが利用してきた歴史があり、そのような場所が白人にとって無価値と判断されれば、そのまま居留地に割り当てられて現在に至る、と推測。

ここダックウォーター・ショショーニ部族の領有地も、ラスベガスから荒野を延々4時間ドライブし続けてたどり着く「何もない」場所です。
ビッグ・ウォーム・スプリング
温泉の周辺は未舗装でしたが、路面の状況は良好。

入口には、温泉が神聖なものであるとした上で、自由に使ってよい旨の看板がありました。
居留地の温泉の中には、部族以外の立ち入りを禁止している場所も多いですが、その点でここはありがたい。

荒野にぽつんと湧く温泉は、独自の生態系を維持していることも少なくありません。
ここでは、世界でもこの温泉にしかいない魚、絶滅危惧種のレイルロード・バレー・スプリングフィッシュが生息しており、注意書きがありました。

見晴らしのよい敷地内は、ちょっとした公園のように整備されていました。

BBQグリル付きのピクニック・テーブルが三つ。

温泉に面したところにウッドデッキが広がっていました。

この地域には二つの泉源があり、こちらはビッグ・ウォーム・スプリングと呼ばれる大きな方。
水中まで手すり付きの階段が設置してありました。

水深はおおよそ大人の胸ぐらいまで。

一か所、底に深い穴が開いていて、そこからこんこんと湯が湧いていました。
水面に波紋が生じるほど多量の湧出量のために、池が清潔に保たれているというわけ。

無色透明・無味無臭の源泉は、光の加減で神々しい青色に見えました。

湯はヨシの間の水路を通って流出していました。

水路の途中にウッドデッキがもう一つありました。
魚を観察するための場所でしょうか。

水路は集落の近くまで続き、そこで石灰質の堆積物でできた階段状の滝を形成しています。



泉温は33℃程度のぬる湯。
肌寒い日でしたが、宝石のように美しい光景に吸い寄せられるようにして入浴。

水着着用のルールは定かではありませんが、この場所での行為は部族の法律で裁かれることになるので、目立った行動は慎むのが賢明です。

リトル・ウォーム・スプリング
もう一つの泉源、リトル・ウォーム・スプリングも徒歩圏内にあります。

ゲートが閉まっていましたが、こちらも神聖な温泉に敬意を払いながら自由に利用できます。
とは言え、なかなかワイルドな状態。

泉温は同程度ですが藻の繁殖が著しく、入浴目的であればビッグ・ウォーム・スプリングだけで十分満足できることでしょう。

まとめ
Duckwater Hot Springs (Big Warm Spring), Duckwater, Nevada, U.S.
私の好み
種類:野湯
ルール:水着着用推奨
塩素消毒:なし
泉温:~33℃
