非営利団体「オリエント・ランド・トラスト」が運営しているユニークな温泉。
広大な土地に入浴可能な泉源が点在していました。
ユニークな決まり
バレー・ビュー・ホットスプリングスは、州道17号線沿いのジョイフル・ジャーニー・ホットスプリングスの辺りから、東へ行ったところにあります。
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参考ジョイフル・ジャーニー・ホットスプリングス・スパ - コロラド州の温泉
サングレ・デ・クリスト山脈を、借景として余すことなく利用した温泉施設。 地域柄、スピリチュアルな雰囲気も感じられました。 そこはかとなくスピリチュアル 国道285線をニューメキシコ ...

サングレ・デ・クリスト山脈に向かって一直線に伸びるダート道。
1880年に開坑、1932年に閉山した鉄鉱石の鉱山、オリエント鉱山へと続く道でもあります。

山のふもとの小高くなったところにゲートがありました。
ここで車を降り、チェックイン。

バレー・ビュー・ホットスプリングスを運営している非営利団体オリエント・ランド・トラストは、一般的な温泉施設ではあまり考えられないユニークな決まりを導入しているので、予習が必要です。

日帰り入浴は$20.00、宿泊は$40.00(執筆時)。
1日当たりのゲストの数は厳格に制限されているため、事前の電話予約は必須です。

宿泊の場合は料金体系が複雑。
キャンプ場からキャビンまで、様々な宿泊オプションは別途料金が設定されています。

自然保護のための人数制限のため、夏季はかなり先まで予約で埋まっている場合があります。

非会員は24時間前までの予約しか受け付けていないので、オリエント・ランド・トラストに寄附金を支払って会員になることが実質的に必要です。

寄附の額が増えるほど事前予約可能な期間が伸びていきますが、最安の”Friend” $35.00(執筆時)でも、一か月先まで予約できるので十分かもしれません。

そして、バレー・ビュー・ホットスプリングスのもっともユニークな点は、敷地内で衣服の着用が任意ということです。



実際、先ほどのゲートから車で中に進入すると、ダート道を人々が裸で歩いているので驚きました。

温泉に浸かるから裸なのではなく、そのずっと前の段階から裸なのです。
天然のジャグジー

広大な土地には少なくとも七つの入浴スポットが点在。
順に見ていきましょう。

私の宿泊した旧鉱山街のコミュニティハウス、”Oak House”にもっとも近いのが、円形のウェーディングプールと、細長いスイミングプール。

スイミングプールには、気泡を伴ったかなりの量のぬる湯が投入されていたのが印象的でした。

スイミングプールの裏手には、屋内にサウナと水風呂の設置がありました。

"Apple Tree"は泉温41℃と比較的温度が高く、常に人気のプールでした。

円形の岩風呂で風情あり。
Apple Tree以降のプールは、徐々に野湯さながらの様相を呈してきます。

温水の流れる水路を遡ったところにあるのがソーキングプール。

スイミングプールの次に大きく、底には玉石に装飾用発光石が混ぜられたものがあり、ロマンチックな雰囲気になっていました。

配管が露出している部分もあるものの、基本的には足元湧出で、複数の箇所ら気泡が上がっていました。

”Waterfall Pond”は、ソーキングプールから山道を南に行った目立たないところにありました。

小さな滝状に源泉が注がれており、泉温34℃のぬる湯。

”Meadow Pond”はWaterfall Pondから更に南に行ったところにありました。

低木の茂みの中に伸びるボードウォークを進みます。

Meadow Pondもまた、不感温度のぬる湯でした。

”Top Ponds”はとりわけ離れた場所にあり、ソーキングプールから1kmほど急な斜面を登ります。
サン・ルイス・バレーを一望できる高い場所に来ました。

水量の豊富な急流が、階段状に三段にせき止められていました。
流れているのは混じりっけなしの温泉です。

最上部はまるで沸騰するかのように、足元の至る所から荒々しく源泉が湧き出していました。
これまでのプールは概して無臭でしたが、ここでは温泉ガスの臭気が地熱ともに感じられました。

泉温43℃。
畏怖の念すら抱かせるほどの天然のジャグジーは、圧巻でした。
まとめ
Valley View Hot Springs, Moffat, Colorado, U.S.
私の好み
種類:日帰り、宿泊
ルール:混浴
塩素消毒:なし
泉温:~43℃

