米国本土でもっとも湿った地域にある温泉施設。
オリンピック国立公園の温帯雨林の中にあります。
国立公園内の温浴施設
ワシントン州西部、アメリカ合衆国本土の最西端の岬を含むオリンピック半島は、ピュージェット湾を挟んでシアトルの対岸に広がっています。

シアトル・フェリーターミナルからベインブリッジ・アイランドへの船でショートカットすれば、3時間半程度。
オリンピア経由の遠回りなら4時間弱のドライブ。

ソル・ダック・ホットスプリングスは、半島の面積の大部分を占めるオリンピック国立公園内のリゾート。
国立公園の入場料(車1台当たり$30.00)を別途支払う必要があります(係員が不在の場合もあります)。

公園内には他にもオリンピック・ホットスプリングスという野湯群がありますが、2017年の洪水で道路が流出して以降、自動車によるアクセスが不可能になっています。

その結果、Madison Falls駐車場から片道14.5kmのハイキングが必要ですので、現在オリンピック・ホットスプリングスに到達するのは不可能ではないがきわめて困難といえるでしょう。

一方、開発の進んだソル・ダック・ホットスプリングスへのアクセスは簡単。
ただし冬季休業で4月~10月頃しか営業していません。

ネイティブアメリカンのキラユーテ族によって利用されてきた温泉は、1880年代に開拓者たちの注目を集め、1912年には5つ星ホテルが建設されました。

164室もの巨大なホテルはわずか4年で焼失し、その後建設されたものはいずれも当時の豪華さに及ぶものではなかったといいます。

1966年には国立公園局によって購入され、今日に至ります。

ソル・ダック・ホットスプリングスでは日帰り入浴に加え、宿泊オプションはキャビンとRVパークがあります。

日帰り入浴は1.5時間制で先着順、大人$18.00(執筆時)。
先着順で予約はできません。
野湯も発見

温浴エリアはすべて屋外にあり、水着着用は必須。
宿泊者は自由に利用できます。

1つのスイミングプールと、温度設定の異なる3つの円形プールで構成されていました。

湧出口の泉温は49℃。

硫化水素臭がはっきりと感じられました。
塩素臭は感じられず。

近代的なプールは一見殺風景ですが、目線を上げると美しい山々。

米国本土でもっとも湿った地域の一つであり、温帯雨林が発達しています。

週末は多くの客でごった返すのも無理もない話。

ところで、私は泊まっていたキャビンの近くで、プール周辺よりもタマゴが腐ったような臭いが強く感じられることを不思議に思っていました。

山勘で草むらに踏み入ってみると、なんということでしょう。



泉温41℃の適温。
ぎりぎり入浴可能な湧出量の野湯が隠れていました。

まとめ
Sol Duc Hot Springs, Port Angeles, Washington, U.S.
私の好み
種類:宿泊、日帰り
ルール:水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~49℃
