ジョシュア・ツリー国立公園の北側にあるラグジュアリーなバケーションレンタル。
荒涼とした砂漠を借景に、何度でも心行くまで入浴可能です。
Chapparal Cabin
商業化された温泉街、デザート・ホットスプリングスから約1時間のドライブ。

L.A.方面からワンダー・バレーへ向かうには、州間高速道路10号線を117番出口で降り、州道62号線を北上します。

ハイウェイはユッカ・バレーから東に曲がり、ジョシュア・ツリー国立公園の北側にあるモロンゴ盆地を進みます。

低地のコロラド砂漠と高地のモハーベ砂漠の中間点にあるのが、ワンダー・バレー。
こんな砂漠の真ん中にも温泉が湧いています。

ワンダー・バレー・ホットスプリングス は全11室(執筆時)のキャビンで構成されたバケーションレンタル。

それぞれのキャビンは少し離れた区画に建てられた一軒家の様相で、滞在中はゲスト同士はもちろん、ホストとも顔を合わせることがなくプライバシーが保たれていました。

事前予約制で1~2時間制の貸切風呂もやっていますが、私は宿泊することにしました。
私が選んだのはChapparal Cabin。

ベッドルームにフルキッチンとささやかなダイニングテーブルが付属したシンプルなタイプです。

砂漠を借景にして
屋内の浴室にはシャワーしかなくバスタブはキャビンの裏手の庭に、ぽつんと設置してありました。

ほとんど雨が降らない土地柄ならではの大胆な趣向です。

花崗岩をくり抜いたラグジュアリーな浴槽。

地面から源泉と冷水のパイプが伸びていて、シャワーヘッドも付いていました。

泉温は52℃の熱湯。
無色透明・無味無臭の湯は浴後のさっぱり感が特徴。

廃水は地中に染み込ませる豪快な仕様。



南側の道路沿いは目隠し用の柵があるものの北側には何もなく、荒涼とした庭がそのまま荒涼とした砂漠に接続しており、その境目が分かりにくくなっていました。

日中は容赦なく照り付ける日差しが厳しい一方、日の出・日の入りの時間帯は快適で、日没後に満点の星空を眺めながらの入浴も印象的でした。

まとめ
Wonder Valley Hot Springs, Twentynine Palms, California, U.S.
私の好み
種類:宿泊、日帰り(要予約)
ルール:温泉付き客室、貸切風呂
塩素消毒:感知せず
泉温:~52℃