「アメリカのスイス」とも呼ばれるコロラド州ユーレイ。
「ジープの首都」でもあり、しかも温泉も湧くというのでは、少々欲張りすぎかもしれません。
補足情報
リノベーションが行われ、現在の様子と一部異なります。
絶景を眺めながら
標高2,300m、三方をサン・ファン山脈に囲まれた箱庭のような町、ユーレイはかつての鉱山街です。
その美しい景観から「アメリカのスイス」と呼ばれ、イモジーン峠を挟んで隣り合わせのテルユライドと並び、著名な観光地になっています。
ステランティス社のカーブランド、Jeepが町中を走り回っているのが見られますが、それはこの町が「ジープの首都」として観光の目玉にしているから。
隣町テルユライドへの近道は、ロードクリアランスの高い四輪駆動車でないと走破できません。
ユーレイの周辺にはこうした悪路がたくさんあるのを逆手に取って、ジープやATVを貸し出してレジャー化したというわけです。
ツイン・ピークス・ロッジでもこれらをレンタル可能ですが、私がここに来た理由は別の目的のため。
それは天然温泉です。
1913年、すでに温泉を利用した療養所が立地していた当地には間もなくキャビンが建ち、1968年には世界的なホテルチェーン、ベストウェスタンの傘下に入りました。
その後、2013年に再び独立系のホテルとなり現在に至ります。
宿泊棟で囲まれた敷地の中央部分には、カードキーで入場可能な屋外プールが一つ。
その脇のポンプ小屋の手前に、露天風呂を発見。
4人入ればいっぱいぐらいの小さなサイズ。
全ての温浴エリアで水着着用が必須です。
源泉温度は69℃あるそうですが、湯口での温度は43℃。
加水により冷却されていました。
小さな滝のようになった湯口から源泉が流れ落ちることで更に自然冷却され、浴槽内の温度は39℃になっていました。
加水されてやや薄まっている印象はありましたが、温泉は顕著な金気臭を放っており、嫌な消毒臭は感じられませんでした。
露天風呂に浸かりながらユーレイの絵画のような風景を眺める、欲張りな時間。
大人専用の内風呂
メインハウスの横に突き出ている三角屋根の建物は内風呂です。
やはりカードキーで入室でき、大人専用とされています。
室内には8人は入れそうな大きな浴槽が一つあり、やはり褐色の温泉で満たされていました。
浴槽内の温度は40℃程度で、加水されている湯使いは屋外と同様。
滑らかな川石が丁寧に敷き詰められた浴槽。
大きな窓から日光が差し込み、何とも平和な空間に仕上がっていました。
まとめ
Twin Peaks Lodge & Hot Springs, Ouray, Colorado, U.S.
私の好み
種類:宿泊
ルール:水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~43℃