ルート66沿い、標高1,400mの高地にある天然のダイビングスポット。
年間を通じて17℃の群青色の水で満たされています。
注意
現在、ダイビングは禁止されているとの情報があります。現地の最新情報に基づいて訪問を検討してください。
キャデラック・ランチ
テキサス州をフライパンに見立てたときに北に突き出している取っ手の部分(パンハンドル)にある都市が、アマリロ。
ルート66が通っており、V-22オスプレイの組み立て地であり、キャデラック・ランチでも有名です。
キャデラック・ランチは、州間高速道路40号線沿いの私有地にキャデラック10台を鼻先から埋めたインスタレーション・アート。
私有地に無断で立ち入ることはもちろん、キャデラックに落書きしたりスプレー缶でペイントすることも、ここではむしろ推奨されています。
謎に満ちた穴
アマリロからルート66を西に2時間半ドライブしたところにある町が、ニューメキシコ州サンタ・ローザ。
アルバカーキとアマリロのおよそ中間地点にあり、さして見るべきもののないエリアですが、うっかりブルー・ホールを通り過ぎてはいけません。
初期のルート66は、ブルー・ホールの敷地をちょうど横切るようになっていたようです。
現在は州間高速道路40号線の出口の真南に位置しているブルー・ホール周辺は、公園になっています。
ウォーターパークや釣り堀と一体的に整備されていました。
駐車場は1台$10.00が必要ですが、ざっと見るだけなら無料のはず。
スキューバダイビングには追加料金がかかりますので公式サイトをご確認ください。
監視員はおらず、何があっても自己責任です。
地表で直径24mの円形の穴は、内部では直径40mに広がっており、深さは60mまで判明しています。
グレートプレーンズの地下に分布する世界最大級の地下水層、オガララ帯水層から湧いており、湧出地点の水温は年間を通じて17℃。
表面温度は冬季の実測で13℃でした。
湧出量はふんだんで、穴の端から川が流出していました。
6時間で全体の水が入れ替わるそうです。
かつては魚の養殖場として使われていたというブルー・ホール。
現在でも金魚やコイなどが生息しています。
1976年、最深部の様子を確かめるために二人のダイバーが潜水しましたが、洞窟内で溺死。
長らく最深部の一般公開は禁止されていましたが、2013年より探索が再開。
2016年にプロダイバーが再び溺死したことにより、洞窟は半永久的に閉鎖。
南に300km以上離れた世界遺産のカールスバッド洞窟郡とつながっているといわれていますが、真相は謎です。
恐ろしくも美しいブルー・ホールが、もっと知られるべきスポットであることは確かです。
まとめ
The Blue Hole, Santa Rosa, New Mexico, U.S.
私の好み
種類:日帰り
ルール:水着着用
塩素消毒:なし
泉温:~17℃