ちょっとしたリゾート気分を味わえる美しい温泉プール。
貸切風呂の数は圧倒的でした。
大人のためのリトリート
老朽化のため無期限閉鎖となったバンベリー・ホットスプリングスから、車でわずか5分のところにあるのがミラクル・ホットスプリングス。
-
参考バンベリー・ホットスプリングス【閉鎖】 - アイダホ州の温泉
スネーク川沿い、ショショーン滝の下流に位置している温泉プール。 湯量豊富な貸切風呂は秀逸でした。 ショショーン滝 「西のナイアガラ」とも称されるショショーン滝。 ...

経営者は同じですが、バンベリーはファミリー向け、ミラクルは大人向けという風に真逆の方向性を目指しているように思えました。

創業は1960年なので、ミラクルの方が歴史の浅い施設ということ。

代々家族経営で、二代目のラリー・オルセンは家業の温泉経営の傍ら、ロングセラー『Outdoor Survival Skills』の著者でありサバイバル教育の大家として、知る人ぞ知る存在です。

キャンプ場もありますが、宿泊の際は主にグランピング・ドームを借りることになります。
モダンな雰囲気のドームが四つありました。

日帰り入浴を積極的に受け入れていました。

訪問時の入場料は、大人$14.00(金・土曜は$16.00)。

3歳から大人に含まれる、まれに見る厳格さでした。

想像するに、子供の水浴び場ではなく、大人のためのリトリートを志向しているのでしょう。

南西部風のアドビ様式の建物に三方を囲まれたメインプールでは、ちょっとしたリゾート気分を味わえました。

メインプールは大小四つに分割され、それぞれ深さと温度設定が異なる仕様。

もっとも熱い41℃のプールは、テラスで覆われて洞窟のような雰囲気がありました。

テラスの上にはサンベッドが並んでいました。



源泉はかすかな硫化水素臭を伴い、ツルツルの肌触りが印象的でした。

豊富な貸切風呂
メインプールを囲んでいるのは、貸切風呂の数々。
料金は1時間$5.00~と格安。

驚くなかれ、計21の貸切風呂があり、そのうち六つはVIPルームと呼ばれています。

貸切風呂にはウッディな更衣室が設けられていました。

スモークガラス付きのドアは、どこか日本風の趣き。

VIPルームの浴槽は少し大きめで、6人ほど入浴可能。

ホースの付いた湯口からは熱めの46℃の源泉が注がれ、投入量を調節可能でした。

四方を壁に囲まれながら天井は屋根がないため、プライバシーと開放感を両立してロマンチックな湯浴みとなりました。

まとめ
Miracle Hot Springs, Buhl, Idaho, U.S.
私の好み
種類:日帰り、宿泊
ルール:貸切風呂、水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~46℃