飲泉所めぐりが楽しい山間の観光地。
少しずつ異なる泉質を味覚で楽しめます。
Seven Minute Spring
コロラド・スプリングスのダウンタウンから西へ15分ほどのドライブ。
パイクス・ピークのふもとの狭い谷にあるマニトウ・スプリングスは、観光客であふれる典型的なリゾート地のように見えます。
Manitou Springs, Colorado
しかし、街角に点在している飲泉所が、マニトウ・スプリングスを単なる観光地から一線を画すものにしています。
なお、鉱泉を利用している温浴施設としてSunWater Spaがありますが、そちらは今回訪問していません。

Seven Minute Springは、マニトウ・スプリングスの飲泉所のうちもっとも標高の低い、少し離れた場所にありました。

元々は7分毎に噴き上げる間欠泉であったことから、このような命名とのこと。
美しく手入れされた公園の中のあずまやの脇にある飲泉所でした。
Shoshone Spring

Shoshone Springは目抜き通りのマニトウ・アベニュー沿いにあって、シンボリックな円筒状の建物で覆われていました。

1890年代に建設された赤レンガの構築物。
マニトウ・スプリングスで硫黄の含有量が最大というShoshone Springは、残念ながら稼働していませんでした。



Cheyenne Spring
Cheyenne Springもまた、マニトウ・アベニュー沿いにありました。

青銅で作られた飲泉所から流れ落ちる水は、飲みやすくまろやかな口当たりでした。
Navajo Spring

Navajo SpringはCheyenne Springに隣接した場所にありました。

もっとも見つけるのが困難といえるでしょう。
アイスクリーム店の壁に埋め込まれ、稼働していませんでした。

Wheeler Spring
Wheeler Springは、裏通りの郵便局の近くにありました。

この町で最初の銀行を設立し、鉱泉水をボトル詰めする会社を興したJerome Wheelerが、自宅の近くで1920年に掘削した泉。

Stratton Spring
マニトウ・アベニューとルクストン・アベニューが交わる円形の交差点にあるのが、Stratton Springです。

彫刻の下から気泡とともに勢いよく飛び出していました。

Twin Spring
残り二つの泉は、ルクストン・アベニュー沿いにあります。
Twin Springは自転車屋の前にある、奇妙なまでに細長い飲泉所。

甘味が強いためレモネードの原料として利用されているとか。
確かに、水をくみに来る人がひっきりなしに訪れていました。
Iron Spring

Iron Springはもっとも標高の高い、山に分け入った場所にありました。

あずまやの下は間欠泉となっており、深呼吸するような強弱を伴いながら、断続的な湧出を観察できました。

金気が強烈で炭酸も強く、不味いからこそ薬効のありそうな泉質でした。

まとめ
Iron Spring, Manitou Springs, Colorado, U.S.
私の好み
種類:飲泉
ルール:入浴不可
塩素消毒:なし
泉温:~21℃