世界最大級の温泉洞窟に隣接する入浴施設。
湯からは顕著な硫化水素臭が感じられました。
モルナール・ヤーノシュ洞窟
トラムのSzent Lukács Gyógyfürdő駅で下車。
西側にある青々とした池は、モルナール・ヤーノシュ洞窟への入り口です。

この地下洞窟は温泉水で満たされており、ダイビングスポットとして知る人ぞ知る存在。
最深部は100メートルに達し、判明している区間の総延長は5.5キロメートル。

世界最大級の温泉洞窟でありながら、都会の片隅にひっそりとあるのは驚きです。
オスマン帝国時代、豊富に湧く温泉水を動力源とした火薬工場がここにあり、その遺構が池の周りに残存しています。
顕著な硫化水素臭

ルカーチ温泉は、トラムの走る道路を挟んでモルナール・ヤーノシュ洞窟の反対側にある温泉施設です。

当地では12世紀から聖ヨハネ騎士団による温泉の利用が確認されています。

オスマン帝国時代は上述の火薬工場の動力源としての利用が中心となりました。
スパホテルとしては1880年代に営業を開始したそうです。

入口は黄色い建物の隙間の入り組んだ場所にありました。



全体的に古めかしく、観光客向けというより地元住民の利用が中心となっている印象。

基本的には男女共用のロッカー(+着替えるための個室)を利用して、水着に着替えることになります。

追加料金を払えば専用の個室(キャビン)もあるとのこと。
ロッカーは受付で渡されるリストバンドで施錠します。

館内は複雑に入り組んでいて、階段での上下の移動も多め。

33℃の流れるプール。
さほど広いというわけではない中庭に、打たせ湯などもコンパクトに収まっていました。

こちらは26℃の屋外スイミングプール。

22℃のスイミングプールも隣にあり、どちらも水泳帽の着用が必須です。

熱い温泉は屋内のみにあります。
いよいよ古めかしいエリアに入り込んできました。

もっとも温度の高い40℃の湯はレンガを積み上げた塔状の構造の中にあって、円形の浴槽に注がれていました。

飲泉用の湯口があり、タマゴ臭の湯を飲むことも可能。

この顕著な硫化水素臭は、近隣の温泉浴場と比べて群を抜いて強いものでした。

狭い空間にたくさんの入浴客がいたので騒々しい感じはありました。

しかし、じっと目を閉じて湯に集中すれば、ブダペストの温泉浴場ではもっとも満足度の高い湯浴みとなりました。
Christo - Budapest, Lukács fürdő, termál részleg, 32 °C fokos medence (2016)
CC BY-SA 4.0
まとめ
Lukács Thermal Bath, Budapest, Hungary
私の好み
種類:日帰り
ルール:水着着用、貸切風呂
塩素消毒:感知せず
泉温:~40℃
