アイアン・マウンテン・ホットスプリングス（グレンウッド・スプリングス） - コロラド州の温泉

グレンウッド・スプリングスで本格的な温泉に浸かろうと思ったら、こちらがおすすめ。

まだ新しさの残る日帰り入浴施設です。

奇跡的な再開発

グレンウッド・ホットスプリングス・プールのあるダウンタウン周辺から西に外れた、高速道路沿いのやや寂しい場所にその施設はあります。

2015年に開業したばかりで新しさの残る施設ですが、実はその歴史は古いのです。

ネイティブ・アメリカンのユート族が利用していた温泉に、入植者による最初の浴場が建設されたのが1897年。

ウェスト・グレンウッド・ヘルス・スパと名付けられたその健康ランドは、その後何度も所有者が代わって改良されながら、1996年に一度その使命を終えます。

全ての建物が取り壊され、そのまま忘れ去られようとしていたとき、奇跡が起きます。

近隣のグレンウッド洞窟アドベンチャー・パークの経営が軌道に乗ったスティーブ＆ジーン・ベックリー夫妻が、再開発に着手。

ようやく大規模な日帰り入浴施設が開業したのは、2015年。

入場料は年々上がり、大人一人$36.00～$48.00（執筆時現在）。

3時間制で、オンラインによる予約が必要です。

ロッカーの使用は入場料に含まれます。

プールがあるのは全て屋外で、水着着用が必須。

西の端にあるファミリープールでは、源泉は使用されていませんでした。

大人がくつろぐミネラルプールと子供が遊ぶファミリープールを分離した格好。

ファミリープールの横には、親が入浴しながら子供を監視するためのジャグジー。

よく考えられています。

食品とアルコールの持ち込みは禁止ですが、敷地内のカフェでは軽食やビールを購入可能。

確かな泉質と絶景

ミネラルプールは、テラス状に広がる見晴らしのよい場所にありました。

大小様々な16のプールは、36～42℃の微妙に異なる温度設定でした。

源泉の投入量により差をつけてある様子。

プールサイドに垂れ下がっているのはサンシェードで、日差しの強い日中はありがたい設備です。

プール内には、消しカスのような湯の花が漂うほどの本格的な温泉。

あるぱか

奇麗な所は湯がイマイチという法則は当てはまらないね

例外中の例外だよ

かぴばら

硫化水素臭が感じられましたが、期待していたほどの強いものではありませんでした。

塩素消毒こそないものの、オゾン殺菌されているためでしょうか？

塩分を多く含むため重厚な浴感。

プールから眺めるコロラド川越しの絶景。

プールの数が多いため、先客がいれば入って来ようとする人は少なく、実質的に貸切のような感じでくつろげたので大満足でした。

まとめ

公式サイト