アメリカのホテル業界はあらゆる価格帯でチェーン化が進んでいます。
低価格帯のブランドは、品質は最低限でも一定の安全を確保したい旅人に重宝されています。
デイズインもそんなホテルチェーンの一つですが、こちらのホテルは異彩を放っていました。
お知らせ
2022年、デイズインのフランチャイズから脱退し、独立系になったとの情報があります。
こだわりのモーテル
ホットスプリングス州立公園内には、二つの宿泊施設があります。
ベストウェスタンと、デイズイン。
参考ベストウェスタン・プラス・プラザ・ホテル(サーモポリス)- ワイオミング州の温泉
ホットスプリングス州立公園に残る歴史的な温泉宿。 現在は世界的なホテルチェーン、ベストウェスタンによって運営されています。 アイ・ラブ・ベストウェスタン 私がアメリカのロードトリップで特に愛用している ...
そのうちデイズインは低価格帯に属するモーテルなので、滞在を楽しむなんてもってほか、安全をお金で買うためだけの場所なのが通例です。
ところが、こちらのデイズインは一味も二味も違いました。
レストラン併設、外観もなかなかスタイリッシュ。
オーナーの趣味と思われるハンティング関連の展示は、好みの分かれるところでしょう。
客室はくたびれていました。
当施設がかつてホリデイインだった時代から、ほとんど手を加えられていない様子。
秀逸なホットタブ
コの字型の建物の中庭部分。
右手がプール、左手がホットタブです。
ホットタブは一段高い場所に設けられており、宿泊者だけが利用できるように簡易的な柵で囲まれていました。
すべてのエリアで水着着用は必須。
8人ぐらい入れそうな細長い浴槽に、ターコイズブルーの美しい湯が満たされていました。
湯に浸かりながら見える景色は、ビッグホーン川。
川原までは若干距離がありましたが、間に何も存在しないので見晴らし良好。
浴槽は大小二つに分割されていました。
まず小浴槽に源泉が注がれ、それが間仕切りの下のすき間を通って大浴槽に移り、そのころにはぬる湯になっていました。
こうして眺めると小浴槽の湯はやや黄色く、空気に触れることで温泉の見た目がいかに変化するかが分かります。
湧出点であるビッグ・スプリングの泉温は57℃。
それが引湯され、小浴槽にシャワー状に投入されていました。
自然冷却の効果を更に高める工夫です。
そんな秀逸な湯使いでしたが、小浴槽の温度はかなり熱め。
それでも、我慢して熱湯に全身を浸すと、シャキッとする感じがたまりませんでした。
まとめ
Hot Springs Hotel & Spa (Days Inn Thermopolis), Thermopolis, Wyoming, U.S.
私の好み
種類:宿泊
ルール:水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~57℃