ブラックストーン温泉は、トゥルース・オア・コンシクエンシーズの宿の中でもとくに洗練されたものの一つ。
客室のみならず、浴室の一つ一つに異なる趣向が凝らされていました。
歴史的な内風呂
1930年代創業の荒廃したモーテルを、2005年に現在のオーナーが買い取り、大胆にリノベーションしたようです。
客室数は全12室、それぞれが歴史的なTVショーやTVキャラクターをモチーフに装飾されています。
そのうちの9室に専用の内風呂が付属しています。
日帰り入浴も積極的に受け入れています。
アドビ様式の宿泊棟に囲まれた美しい中庭を通り抜け、受付へ向かいます。
施設でもっとも熱い風呂に入りたければ、ヒストリック・バスがおすすめです。
1930年代の創業当時に10あった浴槽のうち二つがレストアされ、貸切の小さな内風呂として利用されています。
料金は30分の使用で一室$5.00(執筆時現在)、この温泉街では最安値の部類です。
浴槽脇の黄色いバルブを操作すると、44℃の源泉が二人サイズの浴槽に投入されます。
四つのプライベート・バス
施設にある四つの大きな貸切風呂のうち一つが内風呂で三つが露天風呂です。
料金は50分の使用で一室$25.00~$35.00です。
唯一の内風呂、The Wet Roomの様子です。
源泉が高い位置から掛け流されています。
この浴室が素晴らしいのは、地熱を利用した蒸し風呂が付属している点です。
T or Cで天然の蒸し風呂には、なかなかお目にかかれません。
他の三つの露天風呂は、宿泊棟から離れた駐車場の奥にあります。
The Red BathとThe Yellow Bathは4人サイズ、The Turquoise Bathは8人サイズです。
四方を高い塀に囲まれ、やや開放感に欠けますがプライバシーはバッチリ確保されます。
こちらが扉の色どおりのThe Red Bath。
スタッフに案内される時点では浴槽は空っぽ。
そこから自分でバルブを捻って源泉を投入します。
見る見るうちに水面が上がり、最終的にあふれても新鮮な湯をじゃんじゃん投入してやります。
趣向を凝らした数々の風呂が豊富な湧出量に裏打ちされた、実力派の温泉宿といえます。
まとめ
Blackstone Hotsprings Lodging & Baths, Truth or Consequences, New Mexico, U.S.
私の好み
種類:日帰り、宿泊
ルール:貸切風呂、温泉付き客室
塩素消毒:感知せず
泉温:~45℃