オレゴン州

ビゲロウ(ディアー・クリーク)ホットスプリングス - オレゴン州の温泉

2020-01-04

アメリカに温泉は数あれど、オレゴン州ほど自然のままの温泉に浸かるのがレジャーとして認知されている州はないように思います。

川沿いの野湯にも、ひっきりなしに客が訪れていました。

ぬるめのにごり湯

火山活動の盛んなカスケード山脈近辺には、多くの温泉が湧いています。

Bridge 01

そのうちビゲロウ温泉は、アクセス容易な無料の野湯として知られています。

Bridge 02

ウィラメット国有林内の温泉ホテル、Belknap Hot Springs, Lodge and Gardensから車で10分もかからない森の中。

Trailhead 01

マッケンジー川を橋で渡ってすぐ左手にある十字架が、その目印です。

Trail 01

ここで車を降り、二手に分かれている林道の左手、川へ下っていく方を歩きます。

わずか数分のハイキングで目的地に到着。

Trail 02

温泉はマッケンジー川の流路すれすれの崖の下に、ひっそりと隠れるようにあります。

雪解け水が増えると簡単に水没するので、春には温泉に入れないと思っておいた方がよいでしょう。

McKenzie River

泉温が40℃前後と低めなので、夏~秋の訪問がおすすめです。

浴槽は3~4人サイズの岩風呂が一つだけ。

Pool

源泉はコケむした洞窟の奥底で自噴していて、奥へ行くほど温かくなります。

逆に、手前側は川の水の流入もあって、ぬるくなっています。

Cave

入浴ルールはClothing optional(水着着用は任意)で、日没後の入浴は禁止。

プライベート感のある立地にあって、実質的に先着順の貸切風呂のように利用されていました。

Murky Water

湯は灰白色ににごっていますが、特段の臭気は感じられません。

温泉成分が析出した細かい泥が水中に舞って、そう見えているようです。

あるぱか
あるぱか
泥水じゃないの?
考えるんじゃない、感じるんだよ
かぴばら
かぴばら
Inside Cave

物理的に大人数が入れず、普段は川のせせらぎに包まれた静かな空間。

しかしこんな隠れ家的温泉でも、ひっきりなしに次の客が訪れます。

オレゴニアン(オレゴン州民)は本当に野湯が好きだな!

まとめ

Bigelow (Deer Creek) Hot Springs, Willamette National Forest, Oregon, U.S.

私の好み

種類:野湯(キャンプ可)

ルール:混浴

塩素消毒:なし

泉温:~40℃

オースティン・ホットスプリングス

カスケード山脈に沿って森の中を北上したところにあるのが、オースティン・ホットスプリングスです。

開けた川原の両岸に50℃弱の熱い湯が自噴し、源泉の周りは緑に変色しています。

Austin Hot Springs
Austin Hot Springs [PRIVATE PROPERTY], Mt Hood National Forest, Oregon, U.S.

ここでも多くのオレゴニアンが、川の水と混ざって適温になっている場所で入浴していました。

  • Writer

Hot Springer Ken

A hot spring enthusiast based in Japan. Toured over 300 North American hot springs while working in Texas from 2016 to 2022. For updates, visit X or Instagram!

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