スネーク川沿い、ショショー二滝の下流に位置している温泉プール。
湯量豊富な貸切風呂は秀逸でした。
注意
2022年10月より修繕のため無期限閉鎖中です。
ショショー二滝
「西のナイアガラ」とも称されるショショー二滝。
カナダ=アメリカ国境の有名なナイアガラの滝より14m高い、65mの落差を誇ります。
Fred Leaders - Shoshone Falls (2020)
BY-NC-ND 2.0
14,500年から17,000年前、古代湖ボンネビル湖の決壊に伴って形成された瀑布です。
夏季は水量が極端に減少するので、4~6月ごろが見頃となります。
古き良き温泉プール
1920年創業のバンベリー・ホットスプリングスは、スネーク川沿いのショショー二滝の下流に位置しています。
広々とした敷地には、20のフックアップ(電気・上下水道を有するオートキャンプ場)をはじめとするキャンプ設備が整っていました。
川に面した場所ではカヤックのレンタルが可能でした。
ブルー・ハート・スプリングスという、透明度の高い泉へのカヤッキングを売りにしていました。
温泉プールへの入り口。
日帰りでの利用を積極的に受け入れていて、受付の辺りは広いホールになっていました。
建物を抜けると、37m×18mの巨大なプールが目に飛び込んできました。
プールの底は傾斜していて最深部で3mありました。
男女別の更衣室は、プールを挟んで受付の反対側にありました。
シャワーとトイレがあるだけで、飾り気のない更衣室内。
高温の源泉と別の冷泉をプールの中で混合して、ぬるめの適温に仕上がっていました。
ほとんど無味無臭で、ツルツルの肌触りが印象的な泉質。
プールサイドには五つの貸切風呂があり、別料金で利用できました。
湯は使用のたびに捨てられ、浴槽の中で温泉と冷泉が混ぜ合わされます。
そのため、貸切利用をお願いしてから準備完了と声をかけられるまで、相応の時間がかかりました。
さあお待ちかね、貸切風呂の内部です。
中に入ってしまえば当然、水具着用は任意です。
壁面には赤青二つの蛇口があり、好みに応じて熱い源泉だけの投入することも可能でした。
蛇口付近は特に老朽化が進んでいて、ぐらついていました。
湯口での泉温56℃。
地中から湧いた源泉そのままということです。
二人入ってちょうどぐらいの小さな浴槽。
そのため、湯の鮮度の高さが感じられるのは好印象でした。
浴室の片方はスネーク川の方角に向かって開けていました。
優れた眺望を期待できる立地でしたが、現実には眼前のさびたトタン屋根が目立っていました。
まとめ
Banbury Hot Springs, Buhl, Idaho, U.S.
私の好み
種類:日帰り、宿泊(RVパーク)
ルール:水着着用
塩素消毒:感知せず
泉温:~56℃